FMLEついに全自動化!

昨年の美麻ロード時に投入したUst Encoder Boxは全くノータッチでエンコード&Ustreamサーバへ送信を行える便利なアイテムです。PCオペレーション無しでカメラ映像を送信できるので、マルチカメラ・マルチチャンネルUstream配信作業の大幅な省力化が可能になりました。

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しかし、昨年のバージョンでは「配信開始・停止の制御」のために別途「Web Broadcaster」が必須だったため、結局どこかで6ch分のBroadcasterを立ち上げ、安定して動かせる必要がありました。

「Web Broadcaster」はFlashベースでありこの縛りが結構ネックだったのですが、今年はついにこの制約を解消する方法が見つかりましたのでまとめてみたいと思います。

この記事の短縮URL→  http://bit.ly/mtsgYa

Ust Encoder Boxについての詳細は過去の記事をお読み戴くのがいいのですが、Windows PCベースでディスプレイ・キーボード・マウス無しのネットワークとIEEE1394(DV)カメラを接続するBoxです。

配線をしたら後は電源スイッチを押すだけで、勝手にUstreamの指定チャンネルに送信が始まります。電源が切れたり、カメラ映像が途切れたり、ネットワークが途切れた場合でも、状態が復帰すれば勝手に自動復旧する「ゾンビ・エンコーダ」になっています。PCの休止状態からの復帰でも配信を再開できます。

このためカメラサイドはUstream配信であることを全く意識する必要は無く、カメラワークだけを考えていれば良いため、PCオペレーションやUstreamに詳しく無いカメラマンさんがいれば成立するわけです。

ただ、昨年の時点では自動化されるのはあくまでFMLEのオペレーションだけだったので、Web Broadcasterは集中制御方式で、本部のPCで一括して行っていました。 しかし、これが発発電源配下の大会本部(野外テント内)だったため、だれかが足をひっかけて全電源喪失したり、通信回線が切れて配信が停止する事故が多発するという問題に直面したのです。

特に Web BroadcasterはFlashベースなため自動化ができず全て手作業になるとか、回線が切れると落ちてしまうとか厄介な特性があり、できれば使いたくないのですが配信制御のAPIが公開されていないため他の手段が無かったのでした。

ところが、最近になってFMLEでダイレクトに配信する設定が可能なことや、非Flashな Broadcaster Liteが存在することを知り(※公式のHelpにも載っていました)、全てを組み合わせると完全に自動化したUstream配信がついに可能になりました。

まず、FLME側の設定ですが、Stream: の文字列にちょっと細工をするだけです。

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通常のシングルビットレート配信時はStream: の文字列は offair で終わっていますので、これを削除するだけです。またマルチビットレート配信時は offair%i となっているはずですので、これも offair だけ取り除き %iのみにします。

Auto Adjustはシングル時のみ使えてマルチ時は使えないのは通常と同じです。

このように Stream: 文字列を加工した後に FMLEのStartボタンを押すと、いきなりUstreamの配信ページへの配信が始まります

つまり、Ust Encoder BoxのFMLE.CmdのProfile設定で同じことをすれば、Boxの電源を入れると配信が始まるようになります。 FMLE.Cmdは使用するProfileをコマンドで指定できますので、直接配信開始版とBroadcaster制御版のProfileを両方用意しておけば、コマンドラインでどちらのモードで動くのかを指定することもできます。

これで当初の目的は全て果たせるようになったのですが、録画の制御だけはできなくなってしまいます。この件についても公式にHelpに書いてあったのですが、非Flashな録画制御(と番組内容の表示書換え)のみをする「ライト ブロードキャスター(英語表記:Broadcaster Lite)」という物が今は存在しています。

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これは通常のWeb BroadcasterのURLに Lite を挟んだ物になっています。「ライブ配信」ボタンからWeb Broacasterを開きURLをコピーしておきます(ここには直接入力できないので注意)。

Broadcaster http://www.ustream.tv/broadcaster/xxxxxxx
xxxxxxx は CID(Channel ID)と言われる数字で番組毎に違う物です。
CIDの前にlite/を挿入した物が「ライト ブロードキャスター」のURLになります。

Broadcaster Lite http://www.ustream.tv/broadcaster/lite/xxxxxxx

なお「ライト ブロードキャスター」を開く前にUstreamのアカウントでログインをしておく必要があります。

この 「ライト ブロードキャスター」見た目がシンプルなだけではなく、非Flashで出来ているため、iPhone/iPadなどのiOSデバイスでも使用することができます。

また、決定的に違うのは途中で 「ライト ブロードキャスター」が落ちてしまっても動作モードが継続されることです。このためブラウザがクラッシュしてたりPCのネットワーク接続が失われても録画は継続します。

ただし「ライト ブロードキャスター」のウインドウを明示的に閉じると停止信号が飛ぶようです。

当然モニター映像なども表示されませんので負荷も非常に軽い物になっています。HTMLでFrameを組んで複数のライト ブロードキャスターを一括表示させる(ただし同じUstreamアカウントである必要があります)などしても軽快に動作します。

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このHTMLを直接iPhone/iPadで操作することも可能ですが、これをどこかの安定した場所のマシンで動かし、VNC経由で操作するのが最も安全に運用する方法かもしれません。

なお、録画停止をした際にいろいろ入力する画面も出て来ませんのでシンプルに使用できます。(タイトルとかは録画管理の画面で行う)

参考(公式):
高度な配信方法について | Ustream Help Center
http://helpcenter.ustream.tv/jp/content/高度な配信方法について

Recording to Ustream Server when using 3rd Party Encoders | Ustream Help Center
http://helpcenter.ustream.tv/content/recording-ustream-server-when-using-3rd-party-encoders

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