QuartzComposer4.5のAuto Save機能

Lion上のQuartzComposer ver4.5はAuto Save機能に対応していて、勝手にファイルを上書きして(厳密には履歴込みのファイルになる)オリジナルのファイルを改変してしまうという誰得機能が付いています。

これに対してTime Machineのオプション機能で「最後の編集から〜日後に書類をロック」する機能があるので、自動的に保護されるはずなのですが、なぜか時々ファイルを上書きしてくれてしまいます。

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「これだからLionは〜」とか「こんな機能いらない」と誰もが思っていたのですが、これを回避する設定がみつかったようです。

この記事の短縮URL→ http://bit.ly/wc6gy2

元情報はこちらです。

たまに動く.qtz
http://iterator.tumblr.com/post/16518070096/lion-quartz-composer-auto-save

QuartzComposerには隠しPreferences機能があって、起動直後にOptionキーを押しながらPreferencesメニューを開くことで、普段は隠されている設定項目が現れます。

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この中の(Editor)項目を選び「disableSavelessDocuments」にチェックを入れると、QuartzComposerのAutoSave機能そのものが停止されます。

めでたしめでたし。

そもそもOS X Lionに付いたAuto Save機能は対応するアプリに対してLocalのTime Machine機能を提供する物です。勝手にファイルの履歴を保存してくれて、後からTime MachineチックなUIで履歴を遡ってファイルのバージョンを復元することができます。

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これだけ聞くとすばらしい機能のような気もしますが、この履歴込みのデータはシステム側ではなくファイルそのものに保存がされます。そして前述したTime Machineのオプション設定をしていないと、対応アプリで開いたすべてのファイルに対して、勝手に上書きを始めてしまいます。

これは開発系には由々しき問題で、過去のファイルやサンプルファイルを開いても勝手に上書きをしてしまいます。 もちろんオプション設定をすれば1日以上前のファイルは自動的に保護されるはずですが、少なくともQuartzComposerに関してはこの保護が完全ではなく、結構な頻度で勝手にファイルを改変してしまいます。

しかも本来ならば履歴を遡ればオリジナルのファイルを取り戻せるはずなのですが、これもなぜか動かないことが多く、オリジナルを失う事故が頻発します。

このため、大抵の人は「こんな機能いらない」と思っていた訳です。完全に切れる方法が判って本当に良かったです。

ところで、Auto Save対応アプリは各ファイルの枠の名前の部分をクリックすることで、ファイルを個別にロックしたり、複製を作るなどの操作ができます。ここでロックをするとFinder上の「情報を見る」で見てもロックにチェックが入っています。

しかし、Time Machine のオプションで1日前以前を自動ロックした場合は、Finder上の「情報を見る」で見てもロックにチェックが入りません。対応アプリの中からのみLockedになります。コマンドラインから見ても同様なので、このフラグがどこに立っているのかよくわかりません。

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