EFiX Ethernetカード検証.2
EFiXで動作するNICでBonjourの動作に関する検証を行いました。
NICが正常動作していれば、Bonjourが動作しない原因はあまり考えられないのですが、BonjourはMulticastDNSの名の通り端末の探索をmulticastで行いますので、挙動が若干違うため一応Packetレベルでのチェックと、Mac OS X 上での動作確認方法を検証しました。
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まず簡単な確認方法としてBonjourな機械とLAN接続してみればいいのですが、そもそも「Bonjourだけで探索している」確証が無いと、何を調べているのかわからなくなります。もしプリンタにBonjour ON/OFFな機能があるなら、BonjourだけON/OFFしてみてMac側でプリンタが見えたり見えなくなるかどうかを確認します。きちんと連動するならBonjourで探索ができています。
次にMacが2台ある場合ですが 、Tigerなら「Apple Remote Desktop」、Leopardなら「画面共有」をON/OFFしてみてください。特にVNC関係のオプション設定とかをしなくても、ONにすればLeopard側のサイドバーの「共有」項目に相手方のマシン名が付いたアイコンが現れるはずです。上の例では「〜のコンピュータ」とある「水色の画面」の「ディスプレイ」アイコンがそれです。
また、Bonjour関連のプロセスの実体は「mDNSResponder」(/Usr/sbin/mDNSResponder)なので、このプロセスをアクティビティモニタなどで確認する。
次にWireshrkを使用してマシンのPacketの出入りを確認する場合。キャプチャフィルタは特に設定する必要は無いでしょうが、他のPacketが多くて面倒な場合 「udp port 5353」とキャプチャフィルタに入れれば Bonjour パケットだけをキャプチャできます。
とりあえず全部ガツッとキャプチャして後で仕分ける場合は、ディスプレイフィルタに「udp.port == 5353」と設定してください。
ただ、Wiresharkを手元のEFiXマシンに入れてキャプチャしようとしたところ、なぜか自分が関わるIPv4 Multicastパケットだけ拾えない状態になったため、対抗させたTigerなMac mini側でキャプチャしました。この場合もBonjour経由でLeopard(EFiX)側からTiger側のApple Remote DesktopのON/OFFが確認できましたので、Bonjour自体は機能しています。当然Mac mini上でもBonjourのやり取りはキャプチャされていました。
またデフォルトでONになっているIPv6でも当然Bonjourは動いていますが、IPv6分は自分のNIC上のPacketも拾えているのでちょっと謎です。
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